ピザが食べたいときってありますよね。
ピザのデリバリーは高いし、かといって冷凍ピザも味気ないです。
どうにか自分でできないかと、数年前から手作りピザを作り続けています。
何度も試行錯誤して、ちょうど良い配合が分かりました。
ピザ生地は究極にシンプルです。
「強力粉・水・塩・ドライイースト」
この材料さえあれば、美味しいピザ生地が作れます。モチモチした生地でありながら、縁の部分は空気を含んでサクサク。手作りピザの醍醐味はこれですね。
伸ばし方にコツは必要ですが、慣れればできます。
この、シンプルなピザのレシピをご紹介します。
材料(直径25cmのピザ6枚分)
強力粉・・・500g(日清製粉カメリアが良いです)
水・・・290cc
塩・・・15g
ドライイースト・・・2g
作り方
生地をこねる
まず、せっけんで手をよく洗います。すべて素手で行います。
①強力粉50g程度と、ドライイーストを混ぜてなじませておく。
②大きめのボウル(直径50cmくらい)を用意する。
③ボウルに塩と水を入れ、混ぜて塩水を作る。
④強力粉を数回に分けて、ボウルに入れる。ダマにならないようにかき混ぜる。
⑤ドライイーストと合わせた強力粉をボウルに入れる。
⑥生地を30分こねる。
ポイントは、手をグーにして生地を押し込むようにこねることです。
30分生地をこね続けるのはなかなかの重労働ですが、これをサボると美味しい生地はできません。音楽を聴くなり、考え事にふけるなりして頑張りましょう。
30分こね続け、生地の表面が滑らかになって、引っ張ると十分に伸びることが確認できたら終了です。
一般家庭には、なかなか直径50cmのボウルはないかもしれませんが、ピザ生地をこねるのに必須です。
※裏技を発見しました。
「餅つき機」を使うと、こねる時間が10分に短縮できます。
餅つき機の「こねるモード」です。
何回かやってみましたが、手ごねと変わらない仕上がりになりました。おすすめです。
生地を休ませる
生地を丸めて別のボウルに入れます。
濡れふきんをかけて、生地を30分休ませます。その間に洗いものなどを済ませると良いでしょう。
生地を小分けにして丸める
まな板などの上で、生地をカッターか包丁で小分けにします。
ピザを5枚焼くなら160gずつ小分けにし、丸めます。
6枚なら140g×4、120g×2ずつ分ければ良いでしょう。
ポイントは、つなぎ目が無くなるように丸めることです。
ピザ生地を伸ばすときに、つなぎ目から穴が開いてしまうので。
大きめのバットに強力粉を振り、間隔を空けて並べます。(発酵すると膨らむので余裕をもって)↓
並べた生地の上にオーブンシートを広げ、バットをアルミホイルで覆います。
アルミホイルに20か所くらい通気口を空けます。
いよいよ発酵に入ります。
生地を発酵させる
発酵時間は20℃~25℃くらいの部屋で5~6時間が目安です。
気温が低ければ、発酵時間は長くなります。
冬の時期など寒い場合は、バットごと発泡スチロールに入れます。
暖房機の近くに置いたり、こたつには入れてはいけません。生地が乾燥して割れてしまいます。
イースト菌が頑張ってくれるので、辛抱強く待ちましょう。私はいつも、次の日のランチに食べるピザを、前日の夜に仕込んでいます。
発酵すると生地が膨らんで、触ると空気が入っているのが確認できます。↓
目安として倍くらいの大きさに膨らんでいれば発酵終了です。
ここまで来れば、ピザ作りは8割がた成功したも同然です。
生地を伸ばす
木製のまな板などの上で、生地を伸ばしていきます。
手をよく洗いましょう。すべて素手で行います。
打ち粉(強力粉)を振り、生地を指先で押しながら丸く広げます。
空気が抜ける音が聞こえるかと思います。それが、発酵が上手くいった証拠です。
ある程度広がったら、左手で生地を軽く引っ張りつつ、反時計回りに90度ずつ回転させながらさらに伸ばしていきます。
生地を90度回転させるたびに「ペタン」と板に打ち付けるような感覚です。
円形に、直径25cmくらいに伸ばすことができれば成功です。
ポイントは、生地の縁をつぶさないことです。
縁に空気が入っていると、焼いた時にサクサク、フワフワなピザができます。
トッピング
トッピングはいたってシンプル。私はいつもトマトソースと、和風ねぎチーズの2パターンしか作りません。
トマトソース
材料
・トマトソースのパックor缶詰(味が付いていないもの)
・ピザ用チーズ
・ベーコン
・玉ねぎスライス
・しめじ
・オリーブオイル
・ドライパセリ
ベーコン、玉ねぎスライス、しめじを炒めておく。
生地にトマトソースを塗り、チーズをのせ、炒めた材料をのせる。オリーブオイルを少々かけて、オーブンで焼く。焼けたらドライパセリをふりかける。
このような仕上がりです、↓
ねぎチーズ
材料
・ピザ用チーズ
・長ねぎのスライス
・スモークチキン
・オリーブオイル
生地にチーズをのせ、長ねぎのスライスとスモークチキンのスライスをのせ、オリーブオイルを少々かけ、焼く。
シンプルながら、人気です。ピザパーティーなどでこれを出すと、一瞬でなくなります。
ピザの焼き方
オーブンがあれば、ピザを焼くことはできます。ただ、一般的なオーブンは250℃くらいまでしか温度が上がりません。焼けるまで5~6分かかります。それだとサクサク、フワフワの生地は望めません。
トースターで焼けないこともないですが、さすがに25cmのピザを焼くのは厳しいです。
本格ピザを焼くなら400℃は欲しいです。
ピザ屋さんによくある、石窯は400℃近い高温でピザを焼くことができます。ほんの1~2分で焼くことができ、サクサク、フワフワの生地に仕上がります。
一般家庭でも、400℃近い高温でピザを焼くことができるピザオーブンがあるのでご紹介します。私も愛用しているこちらのピザメーカーです。↓
上部には熱線があり、下部にはストーンが内蔵されているのでまんべんなく火が通る構造です。350℃~400℃という石窯と変わらない高温で焼き上げることができます。1万円ちょっとでこのクオリティのピザが焼ける。コストパフォーマンスは最高かと思います。
いかがでしたか?
以上、やまきゅう荘オリジナル本格ピザの作り方をご紹介しました。
手間を惜しまずに根気よくやれば、ご家庭でも本格ピザを楽しむことができます。
ぜひチャレンジしてみてください。
ピザプレートは1枚あると便利です。生地を伸ばすのにも、焼けたピザをのせるのにも重宝します。
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