【ワイン好き必見】ソムリエナイフ 究極の12選

ワイン関係

ワイン愛好家やサービス業従事者にとって、ソムリエナイフは必需品です。毎日使うので、使用感や抜栓のしやすさなどを考慮して選びたいですよね。

テーブルでワインの抜栓するときなどに、お客さんの目にも留まるので、こだわりを見せたいところです。

レストランスタッフ、ソムリエとして仕事の関係で、同僚に使わせてもらったりと、幸運なことに様々なソムリエナイフを扱うことができました。

使い勝手や、手への馴染みなど実感としてお伝えできたらと思います。

主要なソムリエナイフをまとめたので、ぜひお気に入りの一本を選ぶ参考にしてください。

Chateau Laguiole シャトーラギオール

数多くのサービスのプロフェッショナルが愛用する、「シャトーラギオール」。

フランスの名ソムリエ「ギー・ヴィアリス」氏と、1850年創業の伝統あるナイフビルダーSCIP社の元当主「L・サナジェスト」氏の合作として1993年に世に送り出した究極のソムリエナイフ。

優美なフォルム、程よい重量感。使い込むほどに手に馴染みます。

スクリュー、ナイフの接合部を強化した、多くのボトルを扱うソムリエ向けの「グランクリュシリーズ」が実用的です。

ハンドルの素材が数種類あり、迷うところです。

スタミナウッド

手に良く馴染む、スタミナウッド ↓

水牛の角(ブラックホーン)

シャトーラギオールと言えば、水牛の角です。角の根元を使用したブラック ↓

田崎真也氏のモデル「TASAKIスペシャル」

1995年に世界最優秀ソムリエコンクールで、日本人初の優勝を遂げた田崎真也氏のモデル ↓

以前勤務していたホテルのレストランで、多くのスタッフがシャトーラギオールを愛用していました。例に漏れず私もそうでした。

当時使っていたスタミナウッドシリーズは残念ながら、1992年の「シャトー・ル・ゲイ 」を抜栓する際にスクリューが折れてしまい、お別れしました。苦い思い出です。

次からはそのようなことがないように、スクリューとナイフの部分が強化されている「グランクリュシリーズ」を選びました。おかげで、全く問題なく日々の業務に活躍してくれます。一生ものの相棒です。

ソムリエや、ソムリエを目指す若手、サービススタッフとしてコミットしている方はほぼ例外なく、シャトーラギオールを所持しています。言わば、サービスマンの憧れのようなものではないでしょうか。

新品の状態では、ナイフの部分が硬くて開け閉めに苦労しますが、使い込むごとに馴染んできます。高価ですが、一生ものだと思います。

ハンドルの背の部分にある「ミツバチ」のマークも特徴的。

フランス皇帝ナポレオンの家紋であるミツバチをモチーフにしているそうです。

Laguiole en Aubrac ラギオール アン オブラック

「シャトーラギオール」と並ぶ二大ブランドのひとつ「ラギオール アン オブラック」。

フランス南西部のアヴェロン県に広がるラギオール村を拠点とし、天然素材や希少材を使い、手仕事により仕上げるスタイルは、世界中にコレクターを有する人気のブランド。

素材の切り出し、加工、組み立てまで200近い工程をひとりの職人が仕上げる、まさに本物志向のソムリエナイフ。まさに一生ものです。

ラギオール伝統のミツバチの装飾が施されています。

フック部分にある、オブラック牛のマークも味があります。

シャトーラギオールと比較すると、ナイフが長く、形状も独特で使いこなすのに時間がかかりますが、慣れれば使い勝手抜群です。ナイフは栓抜きも兼ねています。瓶ビールの王冠を抜くのに便利です。

サイズは約12×2.8×1.5cm(収納時)。シャトーラギオール(サイズ: 約11.5×2.6×1.4cm)より一回り大きいです。

ハンドルの材質はさまざま。水牛の角、天然木、寄せ木細工など。こだわりの1本を選びたいものです。

私が知るレストランスタッフの中でも、本当にこだわっている方はこちらを使っていました。

水牛の角

ラギオールナイフ定番の水牛の角。個体差があり、二本と同じものはありません ↓

オスピス・ド・ボーヌの寄せ木細工

ワイン競売や、ブルゴーニュワインのブランドとして有名なオスピス・ド・ボーヌ。
シンボルである慈善施設の屋根をモチーフにした、欧州ではボーヌでのみ販売されるモデル ↓

エボニーウッド

高級家具に使われる「黒壇」。
使い込むほど黒光りする木目の重厚感を楽しめます ↓

シルバー

純銀製のボディは宝飾品とも言えるクオリティ。全世界限定300本の証として、シリアルナンバーが刻まれています ↓

ポプラブルー

ポプラの木を使用した逸品。緑がかったブルーは落ち着きがあり、洗練された印象。 ↓

Zwilling ツヴィリング 

ドイツの伝統あるナイフブランド、ツヴィリングのソムリエナイフ。

包丁メーカーならではです。ナイフ部分の切れ味は抜群。危うく手を切りそうになりました。

嬉しいことに、フック部分がダブルアクションタイプです。2段階方式なので、初心者でも失敗せず抜栓が可能です。

スクリューに溝が刻まれているので、空気を放出し、抜きやすくなっています。

作りはしっかりしていますが値段も手ごろで、おすすめです。

Athro アスロ

刃物の町、岐阜県関市の豊和刃物製作所のブランド、Athro(アスロ)。

高級感のある黒檀を使用。ウッドの木目を生かした作りです。

ナイフの切れ味、使い勝手も文句なし。さすが国産。安定の逸品です。

Daitban

高級ステンレスを使用したソムリエナイフ。テコの原理を使って軽くコルクを抜くことができます。2段階式デザインで長いコルクも簡単に抜くことができます。

栓抜き機能がついていることからワインやビールなどの栓抜き時にもおすすめです。

ハンドルはマホガニー材質。高級感があります。値段も手ごろです。

Pulltex プルテックス

ソムリエナイフを数多く手掛けるプルテックス社の中でも傑作と言われているプルタップス ソムリエナイフ。使いやすさの最大の秘密は2段式のフック。てこの原理を利用し、2ステップでコルクを無理なく抜栓します。人間工学に基づきデザインされた、流れるような本体のフォルムは、抜栓時の手にかかる負担を最小限にしてくれます。

スペインの発明家ブルカルト氏により考案されたコルクを2回に分けて引き上げるソムリエナイフ。初心者からプロフェッショナルまで失敗なく簡単に抜けるソムリエナイフとして本国スペインをはじめ、フランス、ドイツ、北欧などEC内の国々で大ヒット中です。ボジョレ地区最大の仲介人でボジョレの帝王「ジョルジュ・デュブッフ」氏も愛用しています。

普段使いはこれで十分です。コルクの長い高級ワインを開けるときも、問題なく開けることができます。


以上、ソムリエナイフについてご紹介しました。

憧れの「シャトーラギオール」「ラギオール アン オブラック」は見ているだけでも楽しいですね。

ぜひ、お気に入りの一本を見つけてください。

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