【自然のアート】白馬・栂池高原から見える雪形

観光情報

雪解けの頃、北アルプスの山々には、雪形が出現します。

白馬エリアの春の風物詩です。この場所ならではの楽しみでもあります。

山に描かれる自然のアート、雪形を覚えてぜひお楽しみください。

白馬乗鞍岳の「鶏」

白馬乗鞍岳の斜面に出現する「鶏」です。「カモシカ」という説もあります。
斜面いっぱいの巨大な雪形です。白馬方面からよく見えます。↓

白馬乗鞍岳の「嫁岩」

白馬乗鞍岳の「嫁岩」です。婚礼一行の3人の女性の姿が黒く見えます。
栂池高原の前山百体観音の辺りからよく見えます。↓

小蓮華山の「仔馬」

嫁岩の上部に黒く見えるのが「仔馬」の雪形です。小蓮華山の右肩辺りに出現します。↓

白馬岳の「代搔き馬」

白馬岳の「代搔き馬」です。この地域を代表する雪形と言っていいでしょう。↓


昔、この雪形が現れると、田んぼの代搔きを始めたそうです。「代搔き」とは、田植えに備えて田んぼをならす作業です。現在はトラクターで行いますが、昔は馬に代搔き用の道具を付けて行っていたそうです。

「白馬岳(しろうまだけ)」の名前の由来は「代搔き馬」⇒「しろうま」⇒「白馬」というのが定説ですが、「はくば」と読むのが正しいという説もあり、諸説入り乱れているのが現在の状況です。

八方尾根の「手斧打ち」

八方尾根の岩肌に見える、「手斧打ち(ちょうなうち)」です。左を向いた男性が手斧を持っているように見えます。↓

「手斧(ちょうな)」とは小ぶりの斧で、「ハンドアックス」とも呼ばれます。キャンプでの薪割りなどに活躍します。昔は山での作業にも使われたのでしょう。1本あると外作業の時など何かと便利です。

325年の歴史を誇る、チェーンソーで有名なスウェーデン製のハスクバーナ。値段も手ごろで人気No1。↓

こちらもスウェーデン製のハルタホース。柄の部分はヒッコリーを使用しています。↓

憧れのグレンスフォシュブルーク。値段は高いですが高級感があります。↓

五竜岳の「武田菱」

五竜岳の「武田菱」は有名です。武田氏の家紋の「四つ割り菱」がくっきりと見えます。↓

白馬村から西側を眺めるとすぐに見つかります。遠くからでもよく目立ち、迫力があります。菱型の雪形が現れることから、武田家の家紋に似ているため「御菱(ごりょう)岳」と呼ばれ、それが五竜岳の名前の由来にもなっています。

以上、北アルプスの山々に出現する雪形をご紹介しました。

旅行者の春先のお楽しみになれば幸いです。

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